高校のときの合唱の思い出として前に書いた 高田敏子 美しいものについて
(もとは あなたに
収録 ) より、表題作 美しいものについて
花は咲く 誰がみていなくても 花のいのちを美しく咲くために 小鳥は歌い 空を飛ぶ 小鳥は小鳥をよろこび生きるために 樹は茂る 魚は泳ぐ 樹であり 魚であることのために 人は 人であるそのことのために生きているかしら? 人は人であるそのことを いつも思って要るかしら? きのう 私がしたこと きょう 私がしようとすること 人であるそのことにかたく結ばれているかしら? 樹や花や小鳥や魚のように-- 人であるそのことを美しく生きているかしら? 樹や花や小鳥や魚を 美しいと ただ見るだけではなくて
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