今日は、はじめて本人に呼ぶことを禁じられた名前で『あいつ』のことを共通の友人に打ち明けた。
三年かかった。
あいつに見捨てられたから生きる意味がない、と思っていた(らしい)自分を、ようように乗り越えたらしい
日曜日、池袋から明治通り沿いに新宿まで歩いて帰ろうかと気が迷いかけたときに、女性な友人からmixi経由のメッセが届き。理屈は説明できないが大人しく帰る気になった。
帰ってみたら睡眠不足が自覚でき、よく眠れた。帰ってよかった。
今日火曜日。
長文の返事になると予想していたのを散歩がてらに書き上げて返信。そのほか気になっていた作業や連絡をおえてファミレスの席を経とうとして、荷物をまとめる際にデッキが見つかりなにげなく引いた。
ウィッカ・デッキで中央は8番力と9番隠者。下から右回りに2番女教皇、剣4、盃9、盃3。右は下から棒6、剣2、金貨王、剣9。
このデッキならではで心安らぐ絵柄が多く写真を撮ってみたし、公開したくなった。
この絵柄、この並びをみて仮名・京でなく、一時間ほど前に返事を書いた目の前の相手との人間関係が思われるのが自分の成長と思える。
解釈はしない。ただきれいで、得心がいき、心がやすらいだ。
二年前の、父の推定命日が過ぎ去り、三回忌で喪が明けたと思ったのが水曜日(そして月曜日から仕事に復帰する、決して得意ではない Java 言語のコーダ業務がどれだけ続くかわからないが)
なぜかまた、仮名・京のことが思われる。
本人がタイムラインにあからさまに書いたメールアドレスに紐づく Google+ に私の愚痴を書いていた人。
それを指摘するのが怖くて、やんわりと書く代わりにメールをそのアドレスに送ったら、口実だったのか本気だったのか「しばらく連絡しない」と怒りだし、悩んだ末のひと月後に「君はあからさまにメールアドレスを書いていたし、わたしはそこにイイネしてたよね」と書き送ったあと、共通の友人経由で酒席を設けたのかと思いきや、けっきょく謝るそぶりをみせずに、いくら水を向けてもとぼけつづけた人。
父の死の時にそばにいてほしいと連絡を取り続けて無視され、それでは私が嫌いなのか、願いに従って執着を絶たねばいけないと思ったから、女性関係があれから乱脈になったのだなと反省するほどに、また思い起こされる。
この春の私の誕生日の午前零時過ぎの非通知着信、ほかに心当たりもないし彼女だろうと悩んだりもした。その翌月かに連絡をとり「連絡をしないでくれ」とはじめて返されたのだから、気に病むべきでないのだろうと思いながらカードを引くのに、なぜにこうも「思い直せ、彼女もまた、お前に囚われてる(だが怒ってもいる)」とばかりにカードが出るのか。
連絡を取らないでくれといわれてから、今まで目を背けていた自分の怒りを公式日記にいくつも綴った。
遊女の思考形態だよねと書いた。
はじめて、西洋人が女性を売女と罵る意味がわかったと思い、自分でも酷いことを書いてると思った。
これだけのことを書いたのだから、もう私は彼女にはきちんとサヨナラを言ってもくれなかった憾みしか残っていないものだと思えるはず、なのに。
札が「私は自分の恋情から逃げようと無理してるだけ」、「彼女もまた囚われてる」とばかりに出る。
歳の差を考えれば、私の甲斐性無しを考えれば、成就すべきでない恋なのに
それは二年も前のことだというのに
古傷が痛んで仕方がない
人に怨みはなく、腑に落ちない処理をされたという憤り
それは二年も前のことだというのに
あれを傷つける気は毛頭ないのに
思い出すだけで、世界が色褪せる
「あの馬鹿」と呼べるのは
今でも
実娘とその女一人だけ
あとは節度をもって接することのできる他人
GW は嫌いだ。
自分が周りの人間を巻き込んでおいて、私がその不明晰さに混乱して「あれは本当にあったことなのか」と訊こうとしただけでさらに荒れて「他人を巻き込むな」などとふざけた言いがかりで友人をひとり、巻き込み、事態を悪化させたあげく。
結局は会っても何も言わず、言わさず、黙って喧嘩などなかったこととして振る舞おうとしたあいつも。
それでも会えば仲直りできると信じていた自分も。
二年前のどちらの出来事も、互いに幼すぎて腹が立つ。
今年は、もう忘れることができるかと思えば互いの誕生日にまた過去からの響きがあった。
あのとき私の家の電話が非通知も着信可にしていて、彼女からの声ならば、祝福ならば。笑って総て水に流せたのだろうか。
わからない、だが少なくとも連絡もきちんと取れない相手を認めることはできない。
今年もまた、GW はロクな状態ではない。
だが去年よりはマシだ。
去年は、追憶が勢い剰って、彼女からもらった「私だけを見ろ」という言葉が核となった自分への呪詛を作り上げてしまった。
呪詛として処置するために神社にいき、拝み屋が見るであろうもの、感じるであろう気配を使って解呪できたのは夏のことだった。
許させてほしい。
こんな想いかたはいやだ。