2011-03-28

無題

むかし服用していた薬の、ふた月ほど前に掃除していたら出てきたのが。やたらにおいしそうに見えて一錠のんだ。

のんでから名前を読んで検索してみた。セルシン。抗不安、安眠薬。きつすぎて怖いといった記事もある。むかしも頓服としての処方にとどまっていたっけか。おそらく認可されているなかでは最強クラスの向精神薬。

向精神薬がおいしそうに思えるというと、少年時代に傾倒した名作 七胴落とし を思い出す。ものの雰囲気がありありと見え、聴こえるのが当然という世界で、見えなくなる恐怖と戦うはなし。四半世紀を経たいま、私の心許せる友は、見えることに悩みながら見えなくなるのもこわいという人ばかりだ。

自分への間違いさがしばかりしている相手には、どちらの道を得ても不安になるのだろうと矛盾を指し示す。これが正しいのか と縋られると、僕の獲た安心は違う としか応えられない。

なにも信じず、かといって拒否もせず。傲慢(過信) と謙虚(猜疑) のあいだで揺れ動きながら位置を保ちたまえ。それこそが中庸。みえるもの、聴こえる声を全肯定するでもなく、全否定するでもなく。

そんな言葉が、上滑りしそうになって口に出せなければ、いつも私は言うしかない。あなたが自分を信じられるようになるまで、見守っても良いか と。

2011-03-24

自分の 43歳の誕生日

俺はあなたが好きだし、あなたに好きだと言ってもらえたら・そりゃ嬉しいが。

あなたが好きだと言ってくれなくても、あなたの味方だ。

それだけは忘れないでほしい。

いま、面と向かって言える相手がいる。機会や必要があれば言うだろうし、言わずに済む、言わずとも分かってくれているかもしれない。

今は受け取ってもらえないが、言えたら良かった、相手が欲しがっているのはこの言葉だったのだろうと思える相手もいる。

受け取ってもらえない以上は、当然に仲違いしているわけだが。仲違いしている理由は、おそらく上記の感情・思考がうまく伝わらなかったせいだろうが。

仲違いの続くいまでも、味方するという感情に嘘・偽りはない。

2011-03-15

自宅の「停電の可能性のある時間帯」を終えて

スマートフォンでは処理しきれないことがあって PC をつける。

起動音の響きに、この一台の電力で、どこかで十三時までの停電を被る所帯が発生するかもしれないと感じ、

そそくさと用事を済ませて、また消す。

……逼迫しているのは昼間~夕方の電力だというのに、コンビニの深夜閉業を提案した議員がいるとひと伝てに聞いた。

真偽は確かめていない。

コンビニの終夜営業を前提に、派出所の人員が減っていること、街の治安が保たれていることを考えれば、そんなばかな提案ができるとは思えない。
ジョークと思いたい。