唐突に届いた 謝罪文
には、理屈や今後の方針は書いてあったが、ひとことも ごめんなさい
と書いていなかった。
問い糾すと、訊き返された。
あなたは、私の謝罪を受け入れてくれますか ?
なにを下らないことを訊くのか。その真意はどこか尋ねると、逆に言われた。
それでは、私の勝手な思い過ごしではなく、本当にあなたが不快だったと表明して、謝罪を要求してください。
言ったのでは伝わらないこともある。言わないと返ってこない言葉もある。難しいね
人間の個々の性格や状況がまったく見えていなかったあいだは、自分のことと、ロジックにのっとった議論しかできなかった。普通の人ならば、さらに世間話もできるだろう。その辺りが限界だ。
相手の個性。性格、状況、世界にアピールしているキャラクタが視えてくれば、ことに歯がゆいものを日頃から感じていれば、会話はオーダーメイドになる。公の場を使おうが、その人だけのための話題と論法。
一般受けしないのは仕方がない。